ガン細胞は鎧 か?

さて、ガンになってから、

まわりがやさしくなった、と思っていたのですが。

 

自分がまわりのやさしさを

受け入れられるようになったのかもしれません。

 

一人で頑張らなければならない、と

頑なだった…かなぁ。

(頑な、って頑固か、3Gのひとつだ)

 

夫には、93歳のお父さんがいて

夫のお姉さんと隣同士で暮らしています。

認知症など無縁で、新聞も読むし

身の回りの事はほぼ一人でされてます。

 

食事はお義姉さんが作ったものを

お義姉さんと一緒に食べているようですが。

 

そのお義姉さんが、股関節の手術をすることになり

手術入院1週間、リハビリ入院1,2か月。

 

その間、お父さんの様子、みてあげてね

と、私がガンであることを知らないお義姉さん。

 

無理。

 

4月になったら、やっとやっと

息子の手が離れて、私は自分の治療に専念できると

思っていたので!

 

いや、ま、無理なくできることならしますけど。

正直言うと。。。あまり、関わりたくはない。。。です。

 

夫とは再婚で。義父とはまだ3年の浅いお付き合い。

夫自身も子として最低限の礼は尽くすけど

それ以上でもそれ以下でもない。。。という感じ。

 

好きなテレビを見せてもらえなかった

家にお金をあまり入れず、

自分の好きな趣味には時間もお金もかけた

何か贈り物をしても最初に文句が出る

 

などなど。。。

 

夫から聞くお父さんの話は

あまりいいものではなく。。。

 

だから、というのもあります。

 

で。

 

ガンになる前の私だったら

ならば私が!!!と前のめりになって

いい嫁道まっしぐら!!!

となっていたんではないかと。

 

当然、簡単に認めてはもらえないだろうから

一人で空回りして消耗するだけ消耗して終わる、

というようなことに。

 

でも今は、ガンのおかげで

できることとできないことがあるよ、と

素直に言うことができます。

 

自分の身体に無理させてまで

いい嫁になろうとは思いません。

 

何より、そんなこと、誰も期待してはいないのだし。

 

それぞれが、できる範囲のことを

やればいいだけ。

 

元々お義姉さんは、施設に入ってもらいたかったのだけど

当のお父さんが嫌がる、という。。。

 

自分に無理させないための

エクスキューズとしてはガンは最強だな、と

思います。